広告代理店時代の英語
新卒で入ったのは外資系の広告代理店。
入社一年後の転局とともに、何故か外資クライアント担当に。
クライアントはもちろんペラペラ。
社内の営業ももちろんペラペラ。
テレカンの最中、冗談を言い合って笑い合うクライアントと営業を
呆然と見つめる僕をはじめとした喋れない人たち・・・。
通訳がいるから仕事はできる。
でもタイムロスが大きい。通訳費もきっと大きい。
英語なんて話したくないと思って代理店の制作(コピーライター)になったのに、
配属後すぐに「話せたほうがいい」状況が来るとは。
その後2年半くらい何とかやりすごして転職。
次の会社は日系の代理店でクライアントも日系。英語は全く不要な日々!
しかしそれも長くは無かったった。
ある日アサインされた仕事は某電気メーカーの中国案件。
月の半分は上海に常駐。
中国語?話せるわけがない。となると英語でなんとかするしかない。
ホテルのチェックインで、現地社員との意思疎通で、
頻繁に英語の必要性を感じた。。
しかも中国の人は英語が日本人よりはるかに上手。
僕の中で、英語力の無さがどんどんコンプレックスになっていった。
そんなとき、震災もあり東京に戻った。
その後、半年ほどベンチャー勤務を経て
社内には話せる人がたくさんいた。
おかげで自分は話す必要が無かったが、
コンプレックスの灯は少しずつに大きくなっていった。
でも何も行動を起こさなかった。
時間と経費を言い訳にして、英語を勉強することから逃げていた。
昨年秋、転職や転居をきっかけに、
代理店時代、無意識に育て上げたコンプレックスが爆発した。
なんであの時にやらなかったのか、とは思うがそれは仕方ない。
きっといつか、今年英語を習得しておいて良かったと思える日が来るだろう。
未来の自分のために、頑張ろうと思う。